対数 \( y=log_{a} x \) \( ( \leftrightarrow x=a^y ) \) において x を真数, a を底といいました。
対数(指数)を扱うときは以下の条件(真数条件)を仮定しなければ計算できません。
例えば底を 2 とすると
\( \large { 2^y= {(-□)} \longleftrightarrow \ y=log_{2}{(-□)} } \)
2 の y 乗の答えの真数が(-□) の負になる指数はありません。
したがって 真数 は\(\underline{ \ x >0 } \ \)が条件です …これが真数条件です。
通常、底の a はネイピア e など正の数なので言及していませんが、底の条件もあります。
例えば\( \large { (-2)^{2} , (-2)^{3} } \) を考えると、2乗では「+」、3乗では「-」となり、不連続です。
すなわち対数が定義できません。
従って底aは \(\underline{ \ a>0 ,\ a≠1 } \ \)が条件になります。
a=1 では 1 の累乗は1となり、x=1 の定数となるから a≠1 の条件になります。